ダイハツトコットの事故車、板金修理を行いました
今回は事故で入庫のダイハツトコットの板金修理を行いましたので、作業内容を公開します。写真では白色っぽく映っていますが、セラミックグリーンメタリックというほんのり緑がかったメタリック色になります。
今回のトコットは、最近増え始めている、樹脂製のフェンダーを採用しています。樹脂製の部品は金属製のものに比べると様々なメリットがあるようです。
軽量化やそれに伴う燃費の向上、デザイン性の自由度の向上、防錆、復元性など、いいことだらけのようですが、やはりデメリットも存在します。樹脂製の部品は押してみるとペコペコ凹み、復元しますが、高い強度や剛性が必要な部分には向いていませんし、熱にも弱いのでボンネットには金属製のものが使用されています。
板金作業においては、パテとの相性の問題や熱による伸び縮みの問題があります。また、プラスチックごみの環境問題も気になるところです。
話がそれてしまいましたが、さっそく作業に入っていきます。
一気に飛んでフェンダー、ボンネット、ヘッドライトなども取り付けた状態です。
今回の車両は樹脂部品を使用しているもので、金属製の板金とはまた少し違った技術が要求されるものでした。省燃費のための軽量化は今後さらに進むものと思われ、自動車板金塗装業にも時代の流れは訪れています。樹脂部品の多用化や先進安全技術センサーなどのエーミング。技術が進歩すれば、それに合わせて修理の技術や方法も変化させていかなければいけません。
職人の技術や経験に安心安全を上乗せしたサービスをお届けできればと、社員一同日々努力しております。